皆さん、こんばんは!
いつもくれよんブログを見ていただきありがとうございます。
くれよんブログを通して、弊社がどのような会社かご理解いただけるような記事を毎回書くように心がけています。
私がブログを書いて発信している理由は、どのような会社かを言語化し理解してもらうためです。
より多くの人に弊社を理解してもらえると思うだけでブログを書く意欲が湧いてきます。
これからもブログを書いて皆さんに弊社を理解してもらえるように頑張ります。
どうぞよろしくお願い致します。
さて、今回は…
「職人の評価面談とは?」
というテーマでブログを書かせてもらいます。
なぜ、このテーマを選んだかというとまさにこの4月が弊社の査定月でもあるからです。
弊社では、年間3回の賞与を支給しています。この制度を導入したのは4年前からです。1回ごとの賞与金額はそこまで多くないかも知れないですが、私なりになぜ3回支給しているかご説明できればと思います。
評価制度を作っていく時に、年間3回の賞与を支給する事を決めました。
▼弊社の評価シート
この評価面談をして賞与を支給する際、必ず個人面談をして会社の評価と自己評価のすり合わせを行うようにしています。
評価する上で大切にしているのが、評価を上げる事にこだわるのではなく、会社と職人の「認識のすり合わせ」が一番大切だと思っています。
他の会社や弊社でもよく聞いたことがあるんですが
本人はできます!と言っていても、まだこれはできていないと会社側で判断しているようなケースがよくあると思っています。
逆もありますよね。
会社ができる!と期待していても本人が自信がなく、できないと思っているケースもあると思います。
こういった会社と職人の間に生まれる「齟齬」が組織では致命的な傷になり得る事があると思いました。
できている事は何か?
できていない事は何か?
お互いの認識をすり合わせ、どのような課題に取り組んでいるか。何を目標としてどうやって行動しているか。この辺りの認識を合わせていけば、齟齬が生まれるような事は起こらないと思います。
面談で一番肝心なのはまさにココです!
面談は説教をする場所ではなく、相手の意見やお互いの認識のすり合わせをキッチリ行うためにする手段です。それを勘違いして説教をしたり、会社側の意見の押し付けになったりしていては、面談の意味が果たされない状態になります。
そのキッカケとなる面談は、賞与を払うタイミングで行うのが最適だと思いました。
弊社の査定月は
4月、7月、11月です。
この時期は、職人全員と面談する大切な時期です。面談を通じて新たな発見をすることもありますし、面談を通じて昇給する時もあります。
その中で、私が面談を通じて大切に思っていることがあるんですよね。
面談で意識している点としては2点です。
一つ目は
「課題と現状の認識」です。
個人によって課題は大きく変わってきます。自分の立ち位置をしっかり明確にしてあげる事。その中で何が自分にとって課題になるかを認識していく事。この点を理解してもらうように話を進めていく事です。
この点は、相手の事を理解する事から始まります。まず本人がどういう状況かを理解してその中で課題を見出していきます。
この部分は面談をする側も結構神経を使って話を進めていく形になります。
言葉では簡単ですが、結構難しいんですよね。
状況を理解するといっても色んな角度がありますし、話の中で判断をしていかないといけない所もたくさんあります。
面談者が事前に準備して、本人の現状がどうかを想定した上で面談に臨まないと課題すら見つけられない状態になります。
徹底した準備をしていく事が本当に大切なんですよね。
一人ひとり状況が違うので、いかに日頃からのコミュニケーションを取れているかが大切なポイントとなります。
このくらい神経を使って一人ひとりに向き合っています。
現状の認識をした上で課題が見つかる。
1つ1つの会話から本人の「本音」の部分を聞き出すことを面談で意識しています。
そして、二つ目は
「行動目標と動機付け」です。
課題を明確にしても、達成できるように行動しないと何も進みません。
何でもそうだと思いますが、行動すると変化する事は誰でも理解できます。
ただ、単純に行動する事がなかなかできないのが現実なんですよね。
▼面談シートのサンプル
私の好きな社長で
OWNDAYSの田中社長の言葉があります。
「知ってる、できる、やってる」
この言葉の意味を聞いた時、私は心底共感しました。
成功する秘訣を話していた時におっしゃっていました。
大多数の人は、できるまでは理解できるんです。
成長するために、何をすればいいか。
知っていますよね?勉強したり、技術を磨いたり、自分の仕事の振り返りをしたり。
色んな成長する方法を知ってると思います。
実際にその方法はできますか?
と言われるとできる、と答える人が大多数です。
そこまで難しくないんですよ。成長する方法なんてのは、しんどい事の積み重ねでしかありません。当たり前の事を当たり前にするだけなんですよね。
ここまでは、頭で理解できている事です。実際、自分でもできる方法ばかりです。
さて…それらを「やっていますか?」と言われると、大多数の人はやっていません。
ここなんですよ。実際に行動するまでたどり着ける人が圧倒的に少ないんです。
そのために、私の考える面談では行動するまでの動機付けを意識しています。
何のためにするのか。
すればどうなるのか。
具体的なイメージと論理的な話を混ぜ合わせて、やるまで持って行く事が肝心です。
やれば必ず成果に繋がります。成長に繋がっていきます。あとは…本人の意志ですよね。
どれだけやる意味を伝えても、動機付けをしても、本人自身の問題には変わりありません。
会社も伝える事はできても、本人がやってる状況まで強制はできません。だから本人の意志が肝心なんです。
少し荒療治になりますが、本人に危機感を植え付ける事ができれば誰でも行動するように自然となります。
危機感を植え付けても、本人の負荷が重くなり潰れてしまっては元も子もないですがね。
ただ、ギリギリまで本人に危機感を植え付けることで、行動スピードは高まるため、やり方の1つとしてアリではないかと私は思います。
この辺りを意識して私は個人面談に臨んでいます。
ただ私たちの仕事は「職人」です。
その辺りの特性を理解しておく必要もあります。
ここまで話した事はあくまでも私の意見です。
そして、弊社ではこの私の考えを次の人へ引き継いで行っている段階に入りました。
今までは私が個人面談に全て入ってきました。ですが、それでは組織は伸びません。
私が実際にやってる行動としては、面談される側よりする側への指導と目的意識の理解に時間を使っています。
自分ではないので、100%思い通りになるとは思いませんが、何のためにこの面談をするのか理解してもらう必要があります。
そのために毎回面談に入って、評価する側のフィードバックを常に行っています。
意外と評価される側より、する側の方が大変です。
そして、難しいです。
職人という仕事は、技術を磨く事にあると私は思います。腕のいい職人を目指してもらわないと会社は成長できません。
では…腕のいい職人とは?
となった時の価値観は人それぞれです。施工のスピードが早い人、間違いなく正確に施工できる人、現場を回せて利益を上げる人、などなど。様々な価値観があるでしょう。
私自身、ここの言葉の定義を決めて指導する側の人が統一されている状態こそ、伸びる会社の秘訣ではないかと考えています。
評価する側、される側どちらも定義を理解する事でより具体的な目標設定に繋がると思います。
まだまだ道半ばですが、このように社長の考えではなく、会社の考えとして理解してもらえるか…これが私の現在の課題です。
▼役職制度の導入初期
いかがでしたでしょうか。
くれよんとしての、評価面談の意味が少しはご理解していただけましたでしょうか。
1つ1つにやる事の意味を付けてあげて、本人が成長する事でやりがいを感じてほしい。
腕のいい職人になって、仕事をする中で自分の個性を最大限発揮できるような環境を会社が用意していく。
まさに目指していきたい私のVISIONです。
VISION達成に向かってこれからも頑張っていきます。
これから成長していく株式会社くれよんをどうぞ見守っていてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう!
ご安全に!!