皆さん、こんばんは。
もう涼しくなってきて、朝方は寒さまで感じる季節になってきましたね。
今回のブログテーマは、前回X(旧Twitter)でもご意見を頂戴して出てきた「職人の生態系とは?!」というテーマで記事を書かせてもらおうと思います。
皆さんの周りに職人さんっていらっしゃいますか?
最近は職人になりたい!と思う人も激減してきていると思います。職業すら知らない人も多いのが現状です。
そんな職人さんの生態系とはどんなものなのか…わかりやすくお話できればと思いますのでお時間許す限り最後までお付き合いください。
毎日頑張って現場に出ている職人の一日の流れはこんな感じです。
職人の朝は早いです。朝8:00には現場で朝礼を受けないといけないので間に合うように余裕を持って出発します。
そこから現場が始まり、昼休憩まで作業が続きます。
ここで、職人ならではの生態系その1が「昼寝」です。だいたいの現場で、職人は昼寝をしています。ですので、職人はご飯を早食いする人が多いですね。
できるだけ早く昼食を済ませて、昼寝の時間を確保するために早食いします。昼寝は約15分くらいですかね。その後に一服してから作業開始といった流れが昼休憩の過ごし方になります。
現場で休憩できない場合は、車で休憩する事もよくあります。これは職人ならではの生態系ですよね。車で休憩する、昼寝するなどは一般の人にはない感覚だと思います。
※写真は隈元さんの昼食中
そして15:00の休憩まで作業して休憩に入る。その休憩の仕方が「一服」という言葉ですよね。
普段、皆さんの生活の中で「一服しよか!」というシーンがありますか?
現場ではよく使う言葉なんですが、普段の生活の中ではあまり言わないですよね。
ここで職人の生態系その2として「喫煙者が多い」という事です。
休憩の時には、缶コーヒーとタバコ。というのが現場仕事ではよく見る光景です。職人さんの微糖の缶コーヒーの消費量はトップクラスだと思っています。
休憩時にみんなが喫煙するので、喫煙所は常にパンパンになっています。最近では、大きなゼネコン現場の特徴として灰皿を置かない現場も増えてきています。ですので、職人さんの携帯灰皿の所持率も異常にあがってきていますよね。
この一服中に現場の状況を確認し合ったり、ちょっとした打合せがされたり、結構大切なコミュニケーションを取る時間になっているんですよね。
※写真は休憩中のイメージです。
作業が終わって片付けて車で移動して帰るんですが、ここで職人の生態系その3ですが「コンビニによりがち」ですね。
コンビニで軽く食べ物と飲み物を買って食べながら帰ることも多いです。
よく見ないですか?
朝早くや夕方くらいに作業服を来ている人が買い物している姿を皆さんも見たことがあると思います。食べながら運転するのも職人の生態系のひとつですかね。
行き帰りに立ち寄りやすいコンビニについつい寄ってしまうんですよね。
私も現場に行く時は、どっかのコンビニで朝ごはんを買って食べながらよく現場に行っていました。
事務所に帰ってきたら個人それぞれですが、すぐに帰る人、日報を書いて帰る人、事務所で道具を磨いている人、などなど。個人個人がそれぞれの時間を使っています。
ここで職人の生態系その4として「直行直帰」という文化もあります。
あまり事務所に寄らない職人も多いです。うちの会社みたいに事務所に集まり乗り合いで行く場合は別ですが、そもそも事務所に集まる機会が少ないです。
現場が終わったら事務所も寄らずにすぐに帰るのはこの業界の独特な風習だと思っています。
そのため建設業界の会社は事務所に集まるというのは珍しいと思います。仕事はあくまでも現場なので、事務所で仕事する訳ではありません。そういうのもあって直行直帰というのが一般的な考えになったんだと思います。
いかがですか?
皆さんも職人の一日を知ってもらえましたか?
朝にコンビニに立ち寄り
昼休憩までに缶コーヒーを
飲みながら一服し
昼休憩の時には昼寝をして
現場が終わったらコンビニで
軽食を食べて事務所に戻り
各々の時間を過ごす。
職人の一日はこんな感じですかね。
他にも職人ならでは…の生態系を何点かご紹介できればと思います。
皆さんの中でも、人生で一回も「夜勤」をした事がないという人もいらっしゃるのではないですか?
電気屋さんは夜勤も珍しくありません。鉄道関係、百貨店、オフィスビルなど。日中に作業できないケースも多くあります。
その時に夜勤で仕事する多いのがこの業界の特徴ですね。
現場あるあるなんですが
日勤から夜勤を続けて仕事する日もあります。その時によくいうのが「今日は、昼(ひる)夜(よる)で働くわ!」という感じで話します。
日勤 → 昼(ひる)
夜勤 → 夜(よる)
日勤+夜勤 → 昼夜(ひるよる)
こんな言い方をしますね。もし皆さんの周りで職人さんを見かけた時は上記の言い方を参考にしてもらうと伝わりやすくなると思います。
夜勤の時は、日勤の時と違って昼休憩みたいなものはありません。この時ばかりは職人も昼寝はせず、早く終わらせて帰るのが基本的な流れですね。
うちの会社でも夜勤はよくあります。皆さんが家で寝ている時も職人は働いているんですよね。
そして、職人の間では「出勤日数自慢」も多いですよね。
私の知っている中で、1ヶ月のマックス出勤日数が60日という職人もいました。
1ヶ月間、ずーっと昼夜連続で働き続けないと60日は達成できないです。寝る間も惜しんで働くとはまさにこの事。
余談ですが、私のマックス出勤日数は45日が限界でした。
最近では、働き方改革の影響で無茶苦茶な働き方はできないです。昼夜で働く人は、一人親方の職人さんが多いような気がします。
電気工事以外の職人でも多いのが「1人親方」です。これもこの業界の特徴というか生態系のひとつだと思います。
今の流行の言葉で置き換えるとフリーランスというのでしょうか。サラリーマンを辞めて1人親方として独立する人も多いですよね。
1人親方の生態系としては、ハイエースに乗ると一人前って感じがしますね。
安い車ではないので、1人親方を始めた頃は軽箱の車を乗り、少しずつお金をためてハイエース(スーパーGL)に乗る流れが出来上がっているような気がします。
一般の人がハイエースみたいな車を乗る機会も少ないと思います。結構、内輪差があり普通に運転するとこすってしまうので注意が必要ですね。
職人の仕事をする上で避けて通れないのが「腰道具」ですよね。全業種に言えると思いますが、カッコいい腰道具をするならニックス!というイメージがあります。
わかりやすく言うと…
どんなパソコンを使っても仕事はできるけど、やっぱりMacのPCはカッコいい!
こんなイメージです。
私の勝手な偏見かも知れないですが、Macのパソコンを使っている人ってなんか仕事できる人!みたいな感じしないですか?
ニックスの腰道具も同様です。
ニックス=できる職人
と見られやすいのも事実ですね。
そして、ニックスの腰道具は何といっても高いです。全部フルマックスで揃えた場合には腰道具だけでも30万近くする時もあります。
毎日使う腰道具にお金をかけて自分仕様に整えるのも職人ならではの生態系ではないでしょうか。
いかがでしょうか。
職人の生態系について少しは理解していただけましたかね?
他にも色々ありますが、また他の機会に生態系もご紹介できればと思います。
夏も終わりだんだん冬になってきて、肌寒くなってくる季節ですね。
私もそろそろ、ヒートベストの準備をし始める頃になってきました。
季節の変わり目でもあるので、皆さん体調管理には十分気を付けてください。
最後までありがとうございました。
本日もX(旧Twitter)の方で、21:00~ライブ中継をしていますのでお時間ある方は是非お越しくださいね。
では、また次回お会いしましょう!
ご安全に!!