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若い人が集まってくる


そんな業界を


自分たちの手でつくっていく

くれよんが電気工事業界に参入した当初から現場を支える加嶋と、
協力会社『勇匠』の又川さん『広西電設』の西座さんの職人3人が
電気工事業界について語り合いました。
毎日現場に立っているからこそ感じている課題、見えている未来とは。
電気工事に魅了された3人の生の声をお届けします。

勇匠

又川 直喜

職人歴3年 社歴2年

くれよん

加嶋 聖次

職人歴7年 社歴7年

広西電設

西座 広和

職人歴18年目 社歴4年

業界外の人が知らない


電気工事のやりがいとは

01

TALK 01.

電気工事でやりがいを感じる瞬間は?

又川

初めて職長を任せてもらった時のやりがいは今でも忘れませんね。自分の作業だけじゃなく、他の職人さに仕事を任せたり、スケジュールを管理することが職長の仕事。初めてご一緒する職人さんの性格や実績がわからない中、うまく連携することができた工事は楽しかったですね。他の職人さんに仕事をふったりスケジュールを管理する仕事。初めてご一緒する職人さんの性格や実績がわからない中、うまく連携できたことがうれしかったです。

加嶋

工事に携わった建物がお客さんで賑わっているのを見た時ですね。商業施設を担当させてもらったのですが、完成後にその商業施設に家族で行くと、それはもう超満員で。自分の仕事が世の中のためになっているんだと思えてうれしかったです。

西座

ありきたりかもしれませんが、無事に工事が終わって想定通りに電気が点いた瞬間です。いろんな人たちと連携を取りながら工事を進め、終わった頃には一体感が生まれている。そのメンバーと一緒に喜び合う瞬間はたまらないです。やりがいというより達成感という表現の方が近いかもしれません。

難しい作業もきつい現場も


「その先」があるから頑張れる

02

TALK 02.

電気工事の難しいこと、つらいことを教えてください。

西座

電気工事に関する法律を覚えることですね。何百ページもの分厚い説明書がある。全てを暗記するのはかなり難しいけど、しっかりと覚えておかないといけない。現場を指揮する職長ならなおさらです。生活に欠かせない仕事だけに守るべき法律がたくさんあるんです。

加嶋

体力的にきついことはたくさんあるけどだからこその達成感もあります。例えば高所で重たいものを持ちながらの作業。あとは、加熱路の配管工事なんて暑すぎて作業開始10分で頭がフラフラすることもある。でも、きついからこそ乗り切った時の快感はすごいです。

又川

電気工事は毎日違う作業をする仕事なので覚えることがたくさんあります。だからこそ、できなくて悔しい思いを毎日のように味わいます。そんな日々は辛いといえば辛いですが、それがあるからこそやりがいがあるんだと僕は思っています。悔しいのは、辛い部分だけ切り取られて周りに伝わっていることですね。

無理難題は当たり前


そんな現状を変えていきたい

03

TALK 03.

電気工事業界の課題は何だと思いますか?

加嶋

電気工事の出番は建築工事の終盤です。工程順番上、仕方のないことなのですが...、前を担当する工事が遅れていても竣工日がずらせないことがほとんどで、「こんなの無理に決まっている」と思うほど、あり得ない短期間での作業を言い渡されることがあるんです。

西座

建築工事の中で電気工事の地位が低いからです。当たり前のように無理難題を押し付けられます。昔からの慣習で仕方がないと言えば仕方がない。でも、少しずつ変えていくことはできるはず。自分たちで変えていかなければいけない。そのためにできることは、ありきたりですが、しっかりと意見を伝えること。

又川

何でも言うことを聞くイエスマンではいけません。明らかな理不尽にはしっかりと意見を伝える。感情的に伝えるのではなく、冷静に、論理的に伝えることが大切。現場にいる方はみんな人間。無理難題を押し付けてくる人も悪意があるわけじゃない。「建築現場はこんなもの」という慣習にしたがっているだけの場合が多いんです。だからこそ僕たちからしっかりとコミュニケーションを取る。そうすれば少しずつ状況は変わっていくはずです。

加嶋

急な休日出勤や残業があること自体は、業界の構造上仕方がない部分もある。もちろん、将来的にはそういった問題まで解決していけたらと思うけど、まずは自分たちの立ち位置をつくりたい。そのためにしっかりと意見を伝えて、しっかりとした人間関係を築いていきたいと思います。

若い人が働きたくなる業界を


自分たちでつくっていきたい

04

TALK 04.

10年後、どんな電気工事業界になっていて欲しいですか?

加嶋

若い人が集まる業界にしたい。今、僕が学生だと考えた時に「電気工事業界に行こう!」とはならないと思う。3Kのイメージがあるし。でも、働いている立場から言わせてもらうと、思われているイメージほど悪くない。ルールに従えば危険は避けられる。給料も低いわけじゃない。その上で生活に欠かせないことをやっているという誇りも持てる。毎日違う作業の連続で飽きない。魅力はたくさんある。

西座

命を預かっているお医者さんの待遇が良いのであれば、生活を支えている電気工事士の待遇ももっと良くなるべきだと思います。電気がなければ何もできない。その重要性を業界にいる僕たち自らもっと伝えていくことが大切だと思います。

又川

待遇の話でいえば、休日もまだまだ足りないと思います。土日出勤は当たり前。でもそれは世間の当たり前じゃない。まずは完全週休2日が当たり前の環境をつくっていけたら。そのためにはみんなが言っているように若い人が入ってくることが絶対に必要。いくら人が減っても需要は絶対に減らないのが電気工事。このままだとますます忙しくなる。だからこそ中にいる僕たちが魅力的な業界にするために小さいことからチャレンジしていきたいです。

西座

電気工事がどんな仕事なのか伝わっていないのが根本的な問題だと思います。肉体労働のイメージが強いけど頭は使うし、知識が必要。そういったところがしっかり伝われば興味を持ってくれる人は確実に増えると思う。面白さ、やりがいはもちろんですが、その手前の「何をやっているのか」をまず知ってもらうことが大切だと思います。

OTHER TALK

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