くれよん最年長の職人クマさん!
いつもニコニコ誰よりも元気のよい挨拶をしてくださるのがクマさん。
清掃時にいつも真面目に一生懸命頑張ってくれる…それがクマさん!
愛車…日本版「トゥクトゥク」を乗り回し、社内でもなかなか会えないレアキャラ職人…クマさん。
「クマさん」と呼ばれるくれよんの「クマさん」は「熊さん」ではなく「隈さん」です!(笑)
先日の山千代さんに続き…くれよんのお父さん的存在のクマさん!
くれよん設立当初から社長と共に頑張って下さっている職人です。
今日はそんなクマさんについて書いていこうと思います!
あくまでも私から見たクマさん…ぜひご覧ください。
職人に定年はない!それを実現する職人…それが隈元秋雄。こう見えて60代をもう数年で卒業…(2023年1月時点)そんな職人です。一般的には定年と言われる60歳、65歳を過ぎてもこうして現場で働ける…それがこういった職人ならではな部分!クマさんもまだまだ元気に若い職人達と一緒に毎日現場で頑張ってくれています。
現場には、エレベーターなんてありません!クーラーだって暖房だってありません!
そんな過酷な環境で、重量ある腰道具を身にまとい重い荷物を持ちながら職人達は必死に仕事をしてくれています。そんな職人をこの歳までやっているクマさん…本当に尊敬でしかありません。
クマさんは十代の頃…働くために九州から単身で関西にやってきたそうです。
当時は物価も安い時代…職人の給料も現代の初任給の半分以下だった…そんな当時の話をクマさんはしてくれました。それだけの年月…電気に関わっている職人です。クマさんは元々、今のくれよんとは分野の異なる電気工事を行っていたと聞きます。電気工事にも多くの分野があり職人によってその経験は様々です。
実は…くれよんの事務所についているクーラーの取り付けは…クマさんがしてくれたんですよ!
そして、クマさんはくれよん内で誰よりも早く…第一種電気工事士の資格を保有した職人でもあります。
本当にこれだけの間…くれよんで必死に働いてくださりありがとうございます。くれよんがここまで来る為には必要不可欠だった職人の一人!それがクマさんだと私は感じています。
ここからはクマさんの真面目さが分かる事を記していこうかな…と思います。
私がクマさんと主に関われるチャンスは社内行事の時…そんな行事の中でも特にクマさんの真面目さが分かるのは営業所や事務所の掃除です。
くれよんもありがたいことに従業員数が増えました。ありがたい反面…正直これだけの人数がいたら、多少手を抜いててもバレないだろう!とさぼり出す人が出始めるだろう…と想定できるそのくらいの人数になりました。そんな中でクマさんは誰よりも本当に一生懸命…掃除をして下さります。見てる側がむしろ分かる位です。わたしが感じた代表例が…年末の大掃除の時でした。皆が床を掃いたり、工具を片づけたり…している中、なかなか誰も手を出さなかった場所(水回り部分)を一人でピッカピカにしてくださったんです!自ら率先して誰も手を出していない部分を自分で察知する…。本当に嬉しかったです。
そんな一生懸命なクマさんの姿がこちらです!
掃除も終わったころ…クマさんに「ありがとうございます!」と話しかけたら「綺麗になったでしょ」って笑顔で言ってくれました!ホント嘘じゃなく綺麗になりました。本当に優しい職人です。
そして、水回り部分の掃除が終わったら…この部屋全体の掃除まで一人でやってくださいました。さらに感謝です!
この写真…よ~く見ると…ほうきじゃない!きっとほうきが無かったのでしょうね…(笑)
そして、事務所の荷物運びの際も…
一緒に汗をかきながら何度も三階から一階まで若い職人と一緒に荷物を運んでくださいました。
「くまさん!これめちゃくちゃ重いです!」と私が荷物を渡すと…重い物になれているクマさんも思わず「重いな~(笑)」と2人で爆笑した思い出があります。
この時の裏話を少し話すと…あまりにも荷物が重くてクマさんと私と事務員さんで笑いが止まらなくなったんです。事務員さんと私は「笑って手に力が入らなくなるから、話しかけないで!!!」と言い合いながら…皆で必死に荷物を運びをしていました!
クマさんの真面目な一面…実は他にもあるんです。
職人達は毎月10日毎に日報提出があります。この日報は紙ベースの物で原紙を各自が事務所や営業所で印刷し、そこに日々の業務報告を書いて提出するというものです。この日報は自身のお給料にもつながりますが、取引先企業様への提出書類にもつながる大事なもので結構事務方の中では重要視しています。
そんな日報での出来事です。クマさんの日報用紙がうまく印刷できてなく、記入欄や押印欄が見えなくなっていることが何度もありました。そんな時毎回クマさんは、定規で線を書き足してから記載し、提出して下さっていたんです。そんなことしてくださる人…クマさんだけなんですよね。本当に私たち事務所メンバーはいつも真面目なクマさんに気づかされます。もしかしたら原紙そのものが薄くなってきてるかもしれない…それが理由で1手間手を煩わせてしまっている…と。
別の出来事でもあります。電子機器があまり得意ではないクマさん…上手く文字入力が出来てなかった時、どんなに些細な事でも事務所に電話をしてくれます。事務員さん達が本当に有難いと喜んでいました!「朝妻さんに〇〇って伝えておいて!」と私にも連絡をしてくださった事もあります。クマさんは常に自分なりの方法で自分が出来ることをしようといつも一生懸命に参画して下さります。これはクマさんの真面目で一生懸命な性格がこのような行動に繋がっているんだなぁ…と私は感じでいます。
クマさんと一緒にいて感じたことがもう一つあります。
それが「モノを大切にする」ということです。営業所の大掃除をした時…多くの不要物を廃棄しました。その時…廃棄予定の工具をクマさんが一つ一つ箱を開け「これはまだ使える!」と本当に廃棄ないのか…一人再確認していました。その姿を見て私は「社長にクマさんのこの姿を見て貰いたいなぁ…」と本気で思いました。
社長は常に言います「工具を大事に使え!」と。
便利な時代になり新しい工具はどんどん誕生します。去年買ったものが一年たつともう古い物に…そんな時代です。また、年代ものの物は何でも最新の工具より重かったり、物自体が大きかったり、使い勝手が悪かったり…多々あるのは皆さんもお分かりかなと…それは工具も同じです。そんな中でこのクマさんの行動を見て「捨てるのはもったいない!まだ使える!」という気持ちがクマさんの姿から私は感じました。
ここからは私の勝手な憶測です。昔は電動工具なんて無かった…全て手作業。更にはそんな簡単に物を買える時代では無かった。そんな時代から職人をしてきたであろうクマさんだからこそ「モノを大切にする」という精神を持って下さっているんだろうな…と感じます。
こうゆう精神が職人としてだけでなく、人として本当に大事なんだろうな…と私は思います。こうゆう精神あってこそ…最新のモノのありがたみが感じれる。
クマさん以外の職人も言います。電動工具と手動工具では本当に効率も体力も変わる…と。
だからこそモノを大切にすることを社長は毎回どんな職人に対しても伝えているんだろうな…と感じます。
今手にしているモノ…それは当たり前にあるんじゃない!それを感じ、今モノを使えてることに感謝しながら…私も日々業務を行いたい…そうクマさんの姿から学びました。
これから職人を目指す皆さん!是非この精神を胸に抱きカッコイイ職人になって下さい!そう私は願っています…
いかがでしたでしょうか?
実は同じ社内にいても(現場に直行直帰が多いため…)ナカナカ会えない職人…それがクマさんです。そんなクマさんの良さ…少しでも知って頂けたでしょうか?
クマさんに会えた際には気軽に話しかけてみてください!
クマさん…口数は少ないですが…本当に優しい真面目な職人です!
是非今後ともクマさんをよろしくお願いいたします!