ふと考えるんです。くれよんの強みって何なんだろう?と…
大きな有名企業でもない。有名なアイドル社長やアイドル従業員がいるわけでもない。人数もまだまだ15名前後…研修カリキュラムだってまだまだ整っていない。何なら、ようやく走り出したような小さな会社。そんなくれよんですが…ありがたいことに「くれよんで働きたい!」と言って貰えることが増えました。一週間で3名もエントリーが来たり、半年間だけでもざっと20名程面接対応をしている現状。
この業界で…この規模で…嘘でしょ?
そんなありがたい気持ちを日々忘れないよう…私自身も第三者目線で「なぜだろう…」と考えるようにしています。1年前と比べて会社規模が大幅に変わったとか、給与体形が一気に良くなったとか…そんな夢みたいな話はありません。じゃあ何がそうさせたの?そんなことを改めて考えながら、今回は「くれよんの強み」について書いてみようと思います。
よく就活の自己分析、自己理解の時に自分の長所短所とともに「自分の強み」に関しても考えたりするかと思います。それは一個人だけに限ったことではなく、企業自体もその強みを知ることは重要で、その強みがあるからこそ企業も日々戦えています。
そもそも「強み」って何だろう?
「強み」という意味を改めて調べてみると…
強いこと。
強さの度合。
頼りになるすぐれた点。
長所。
と出てきます。
一方で、就活市場では「強み」と「長所」を別物としてみるケースもあり、その場合で使われる強みの意味は「相手にメリットを与えることができるもの」とされていて、長所の意味は「一般的に自分の性格の中のアピールポイント」とされていたりします。簡単に書いてますが実際考えてみると難しいですよね(笑)一個人でみてもそんなスラスラ出せる…っていうのも難しい気もします。特に「相手にメリットを与えることができるもの」これは自分自身で考えても「はて?何だろう…?」と一瞬考えてしまうような事柄です。
では企業ではどうでしょう…。もちろん企業だって強みは必要です!各企業カタチは違えど保持しているはずです。自社は何が強み何だろう…?これを知ることから全ては始まるのではないかな…と私は思っています。そして実際私は…広報兼人事として「私自身が分からなくてはきっと上手くいかない…」そう思い着任してから常に「くれよんの強み」を意識しています。
「強み」を語るにあたって、実際、くれよんはどのような状況なのか…そして、何が変化したのかも振り返りつつ、くれよんの現状を書いてみようと思います。
私が入社した2022年6月時点、くれよんは社長、職人さん9名、事務員さん2名、そして私…計12名で成り立っていました。そこから現在に至るまでに職人2名が退社し、新たに職人3名が入社しています。これから先も入社予定者が何名かいる状況です。
この半年間で劇的に職人の腕が磨かれ、スーパー職人に全員がなった?…そんな凄いことが起きたわけはありません。職人達は今までと同じように日々日々コツコツ実力を高めていってくれています。それは昔も今も変わらない事です。
では、、、会社が大きくなったのか?そんなわけもありません。電気工事業界そんな半年やそこらでビック企業になれるほど甘くはありません。会社自体も例年通り…こつこつ積み上げている最中です。
ではなぜ?
この1年を見た時に…確かに変化した事はありました。それらについて書いてみます。
まず一つに「人事広報部が出来た」ことです。
この業界…くれよん位の規模の会社は「人事広報部」がある会社は本当に少ないです。多くの会社は社長が人事や現場を兼務する…そんな会社が多いような業界です。そんな中、くれよんは「人事広報部」を設立しました。
人事や広報の仕事は日々コツコツと積み上げていかなくてはいけない仕事です。結果など出るか分からないことに時間と知恵を捧げなくてはいけません。効率だけで言ったらそんなに良いモノでは無いでしょう…。それでもより効率良く、生産性も高くなるように…常に必死に考えなくてはいけません。そして流動的な仕事です。本当に毎日変化します。更に即レス即アプローチがマストであり、営業力も必要です。時代の流れや流行り、そして世の課題とも向き合わなくてはいけないような仕事です。また人を相手にするため正解などありません。人の数だけ正解も不正解もあります。
そして広報部分の仕事に関しても、ある程度のセンスも必要だと感じます。そして「何をしたらどのようなモノを得ることができるのか…はたまた、それをすることに何の意味があるのか…」これを深く考えつつ「今そのような広報活動が必要なのか…」等、トライ&エラーで日々繰り返していかなくてはいけません。また、EVENT対応もあります。1つのEVENTをするにあたり最低でも半月程は時間を要します。EVENTの企画からチラシ作成、集客、人員管理、会場確保、参加者関係者への常の周知、当日対応…等。手間は本当にかかります。このような人事や広報の仕事を多くの仕事を担う社長がやるには限界があります。その限界を破る為…弊社は人事広報部を設立したのです。
そしてもう一つ…
この「コーポレートサイトのオープン」をさせたことです。
このネット社会で就職活動や企業の情報を調べる際、必ずと言っていいほど目にするのがコーポレートサイトです。身近な例えで言うと…食事に行こうとお店を検索した時、検索エンジンから店名を入れ各ナビサイトを経由し…実際にそのお店のコーポレートサイトを見る…そんな事はありませんか?やはりプロが写した料理や店舗風景は本当に魅力的で、口コミの良さとは違った良さがあります。多くの情報を得た上で私たちはお店を選び予約に至るわけです。そう考えると企業のコーポレートサイトって本当に大事だと思いませんか?コーポレートサイトはネット社会で企業の玄関(入口)なのかな…と私は感じています。こうしてくれよんでは約1年程作成に時間をかけ、2022年9月1日に無事コーポレートサイトをオープンさせました。このコーポレートサイトは本当に内容もこだわりました。職人達も休み返上で撮影に挑みました。オープン直前は本当に徹夜徹夜の毎日でした。それでも私たちはこのコーポレートサイトが本当に重要だと感じていたからこそ全員が尽力し作りあげたのだと思います。
正直、変わったことと言ったらこの位なんです。ではこの2つが「くれよんの強み」なのか…?確かに要素としたら強みの1つであるかもしれません。でも私はこれ以上の強みがくれよんにはあると感じています。
皆さんは「くれよんの強み」は何だと思いますか?
私の中で常に変わらない「くれよんの強み」があります。それは「くれよんの人間」です。本当にこれはくれよんの強みだと私は思います。この従業員無くしてこの会社は無いな…と本当に感じます。ではどんなところでそれを感じるのか…それについてお伝えできたらと思います。
まず1つは「全体的なバランスが良い」と感じます。年代的にも雰囲気的にも。ベテラン職人もいれば若手の職人、歴が長い職人もいれば未経験の職人、電工一筋の職人もいれば他業種から電工になった職人までもが勢ぞろいしているんです。
そして2つ目は皆「顔がいい!」ということ。これに関しては語弊があると悪いので少し詳しくお話ししたいと思います。「顔がいい!」これはイケメンだの不細工だのそんなことが言いたいわけではありません。皆さん好みがありますから違って当然で、そんな表面的なことが言いたいのではないのです。じゃあどうゆうことなのか…と言うと「生きてる!という表情」という意味です。
採用分野で「顔採用」という言葉があると思います。これはよく「見た目がイケメン・美人」とか…割と浅い意味として使われるのが目立ち、良い意味で使われてはいないなぁという印象です。でもこの言葉、結構奥深い言葉だな…と私は感じています。そんな深いと感じている理由が先ほどお伝えした「生きている表情」という部分です。私自身くれよんに入社する前、エージェントとして複数の企業の採用に関わってきました。その時から感じていたことでもあるのですが結構「顔」見られています。何度も言いますが「顔」と言っても目が二重で鼻筋が通っていて…とかではありません。何かというと「表情や目の奥」を見ていると私は感じていました。私自身も人事担当者となり面接をする際…マスク越しでも目を見ます。そして表情も見させてもらい感じさせてもらっています。その中でやはりこの「生きている表情」かどうか…ここは私の中で結構ポイントにしています。「生きている表情」これに関しては小手先で少し何かしたら出来る!そんなものではないと感じています。覚悟や熱意、真剣さ等…その方の芯の部分から湧き出るようなことが関係すると思います。もちろんそれ以外の要因も含まれるかもしれませんが…
そして、入社前だけでなく、入社後も「顔」は変化します。今在籍しているメンバーも私が入社した当初より更にいい顔に変化した…と感じるメンバーがいます。普通に過ごしていたらきっと見落とすような小さな小さな変化ではあると思います。髪の毛を切った…なんていうような分かりやすいものではないですしね(笑)
話は戻って…「くれよんの人間」という強みの要因3つ目です。これは「団結力がある」という部分です。職人の世界一匹狼タイプも多い世界です。というのも職人とは自分の腕が命です。自分の腕あって利益がもらえご飯を食べれるのです。雇われているという感覚より、自分で働いている!という感覚の方が多い世界。だからこそ飛びぬけた凄腕職人がいたりもします。
ただ…組織として見た時にそれでは上手くいかないこともあります。組織である以上、全員で一つの船に乗り社長が「右向け右!」と言った時には全員が力を合わせて右に舵をきらなくてはいけない…それが組織というものであるのはどの企業も同じだとは思います。そんな中、自分本位な考えを全員がしていたら…いずれ組織は崩壊します。ただ、くれよんの人間はその塩梅が絶妙で良い職人気質を持ちつつ、団結力をもっているのです。毎月行っている月末のミーティング。現場が終わってからのミーティングですが基本全員が参加してくれます。現在新しい営業所を作っています。ここでも職人達がそれぞれが担当場所を決め、現場の合間に営業所の作りを進めてくれています。こうして団結力の部分に関しては書こうと思ったらいくつも出てきます。実際現場も皆で団結しないと完成できないですしね!
そんなこんなでこれら全てを合わせて私はくれよんの強みが「くれよんの人間」だと思っています。この強みを上手く使う…これが私の仕事です。そしてこの強みが皆様に届いた時…仕事に繋がり、採用に繋がり、何かのご依頼に繋がると思っています。採用面に関しても単純に求人媒体から募集をしたら応募が来る…そんなわけは無いんです。そして、文章の構成や写真、内容だけをこだわったからと言って結果が出るわけでもありません。日々、全員が餅は餅屋でそれぞれ頑張っているから効果が出ます。エントリーの際や面接時によく言われることがあります。それは「TwitterやInstagram、コーポレートサイトをみてこの会社がいいと思いエントリーしました」と…そして面接時には「職人さんたちの仲の良さ、団結する姿がいいなと感じた!」と言っていただけます。まさに「強み」が生きた瞬間です。
採用は本当に水物です。流行り廃りもあります。たまたま今、はまっているだけ…そんな風にやっている自分が思うほど簡単ではない事だと思っています。だからこそどの企業の人事さん達も日々ご苦労されているんだと思います。日々変わる採用領域の事情…そんな流動的な中でもただ1つ…「強み」だけはいつでも通用する武器だと私は思っています。「相手にメリットを与えることができるもの」それが「強み」です。この部分を前面に押し出しても絶対に損はない。この強みが良いと感じる、共感が持てる…これは本当に大切な事です。そして入社した際の乖離も減らせる。何よりも前面に押し出して自社の「強み(色)」を色めくものにするそう私は意識しています。自社の強み…自分の強み…是非この機会に皆さんも改めて確認してみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか?今回のBlogは少し普段とテイストの違うBlogだったかもしれません。客観的に今のくれよんを記してみました。「強み」があれば「弱み」もあります。それは人も企業も同じです。だからこそ「強み」を理解し「弱み」をカバーする。そして「強み」を活かし飛躍する。それが出来た時、存在意義が生まれ、ブランディングが確立する…。少しずつではあると思いますがあるべき姿に近づき目標達成が出来る…そう私は思います。見ている方向性が同じことは凄く大切ではあります。でもそれ以上に今、既にある「強み」を理解し尊重し合う…それを良いと感じれること…これが本当に重要だと私は感じています。ぜひ皆さんも自分の「強み」に自信を持ってみてください。私もこのBlogを通して自分の「強み」に自信を持ってみようと改めて思えました。
読んでいただきありがとうございました。これからもくれよん一同よろしくお願い致します。