相手が誰であっても物怖じせず、堂々と話し、納得してもらってご契約いただく。そんな飛び込み営業の経験は電気工事にも活かされています。今回の工事は様々な理由で予定が後ろ倒しになっていました。遅れを取り戻すためには当初の予定以上の作業量が必要でした。現場にいるのは僕よりもキャリアの長い人ばかり。でも、だからといって、遠慮していては職長は務まりません。たとえ大ベテランが相手でも堂々と意見を伝えること。そういったことを実践した結果、全員の協力を得ることができ、工期に間に合わせることができました。

この工事の職長に指名された当時の私は電気工事歴1年にも満たないルーキー。正直、ビビってました。技術や知識では他の職人さんに到底及びません。そんな中でもコミュニケーションには自信があったため、他社の職人さんや発注元と真摯に向き合い、スムーズにやりとりすることを意識しました。スムーズに工事を進行できた結果、工期通りに竣工を迎えられたのはキャリアにとって大きな収穫でしたね。震えながらやりきったLED照明の切り替え工事。電気工事士としてのキャリアのターニングポイントになったと感じています。