皆さん、こんばんは!
最近、暑い日が続いていますね。
久しぶりにゴールデンウィークを満喫できていますがそんな中、株式会社くれよんも「9期目」に突入しました。会社設立から丸8年経ちましたが、思い返せば色んな事がありました。
色々ありすぎて、ブログにまとめると小説みたいになっちゃいますので、今回は「9期目の目標」をテーマにお伝えしたいと思います。
9期目である今年は、うちの会社にとっても大きな転換期になると考えています。
来年の10周年を笑って迎えられるようにするためにも大切な1年になります。
そこで、皆さんに質問です。
会社の「存続率」をご存知でしょうか?
調べてみたんですが設立して
3年で65%
10年で6.3%
20年で0.39%
30年経つと0.025%
この数字に私は正直ビビっています。
つくづく会社を経営していく事がいかに大変かを表している数字ですよね。
10年も経つと、およそ9割の会社がこの世から消えてしまいます。そのくらい継続させることの難しさを痛感しています。永続的に利益を出し続けない限り、会社は潰れてしまいます。その中で生き残るための工夫がされて会社が存続しているんだと感じました。
うちの会社も色々ありました。
何もわからず電気工事の世界へ飛び込み、気が付けばもう丸8年も経過していました。必死で駆け抜けてきて何とか生き残っていると感じています。
その中でも今期は、より一層飛躍するために本気で会社と向き合わないといけないと私は考えています。
今回のブログテーマに沿って、会社としての課題にフォーカスしてお話したいと思います。
課題としては色々ありますが、組織づくりの課題と、会社としての課題があります。
私が会社として課題を感じたのは5期目の頃でした。会社としては存続していたのですが、「会社=組織」になっていませんでした。
電気工事の仕事は一人ではできる仕事ではありません。色んな人の協力があって初めて成り立っている仕事です。
その時にうちの会社を振り返り当時の私はすごい恐怖を覚えました。社員のことを理解できていない…このままでは辞めていく。
改善すべきは、くれよんの組織づくりだと思いました。そこから組織づくりに投資をはじめ当時の社員は8名でしたが、今はパートさんを含めると21名になりました。
ここまでは順調に進んでいます。
ですが、私の考えが少し甘かったこともあり「人を増やす=利益が増える」と思っていました。利益は確かに増えていますがそれ以上に固定経費がドンドン膨らんでいきました。
実際に膨らんだ固定経費の内容としては
・職人を育てる(教育、育成)
・組織づくりに投資する(組織仕組み、体制)
・設備投資を行う(車、事務所)
・工具、備品を揃える(作業員が増えたため)
・給料を上げていく(役職制度、評価制度導入)
などなど。あらゆる分野でお金を投資してきています。その結果、8期目はほぼトントン…となった形で終える予測が出ています。
会社の利益として見た場合は、正直まだまだです。利益を出すと考えた時に、もう少し考え直さないといけない所も見えました。
ですが、組織づくりは大成功しています。最近もホームページから採用の問い合わせがありました。
確実に組織としては成長していますが、まだ利益に直結していない所が9期目の大きな課題です。
うちの全社員が頑張って仕事してくれています。毎日大変な現場作業も頑張ってくれています。この「頑張り」の部分をいかに数字やお金に変換できるか。
9期目の大きな課題です。
職人の世界では、人を増やして利益が出るのはせいぜい1 0 名までの会社だと思います。
そこを超えてくると、人を増やしてもそこまで伸びしろはないと実感しています。
10名以上になった時は、仕事のやり方を変えていく工夫と努力が必要です。自分で実際に経営してみて痛感しています。
みんなの頑張りをお金に変換し、頑張った形をしっかり数字で残していく。この挑戦を9期目に本気で向き合い、絶対に数字を残してみせると決めています。
うちの全社員の頑張りをお金や数字に変換していかないといけない課題をどうすれば達成できるのか…毎日毎日、考えてようやくこの答えにたどり着きました。
仕事のやり方を変える。
これが今期のもう一つの課題です。職人の世界で仕事のやり方を変えると言っても、常駐で現場の仕事にいく「応援稼業」を請負仕事に変えていく単純なやり方では厳しいと思っています。
要するに今、うちの会社の利益を最大化させることがテーマなので請負にして稼いでいくだけではリスクが大きすぎます。
請負仕事は、できる職人さんたちが頑張って納めていけば大きな利益を生むことはあります。実際、そこを目指すのが簡単でわかりやすいです。ですが「できる職人」になるまで育て教育していく時間がかかります。
今のうちの社員は、これから伸びていく若年層が多いのが実態です。そこでリスクの大きい請負仕事ばかりするのは得策ではありません。
応援稼業もやりながら技術を磨き、できる職人も同時並行で育てていかないといけません。
正直、ここが一番数字として反映させにくいポイントなんですよ。
電気工事の会社でどれだけ頑張っても、社員一人当たりの売上としては2500万(一人当たり)が精いっぱいです。
うちの会社は若年層も多いので、せいぜい2000万(一人当たり)くらいですね。
売上の上限はある程度決まってきます。生産性が2倍、3倍となる仕事ではありませんので、その中で利益を最大化させるためのポイントが課題です。
そこで私が考える利益を最大化させる要素が、利益につながりやすい諸工事をメインの仕事がある中でいかに回せるか。ここがポイントになってきます。
実際に行っている弊社の案件は
・土日にある改修工事
・200万までの店舗工事
・スポット的な小さい現場
・短工期の材工含む現場
などなど。とにかく「メイン+サブ」で案件を回して利益率を上げていくのが大きな課題です。
私の予想ですが、今期の固定経費がおよそ8000万必要になると見ています。
(売上3億6千万) × (利益率25%) = 9000万
ここは絶対に達成していきたい損益分岐点です。月々800万ほどの利益を出して初めて目標達成といった所ですね。
結構厳しい数字ではありますが、うちの全社員の総力戦で何とか達成していこうと考えています。
数字や利益も大切ですが、2025年4月の時点で大きな課題がもう一つあります。会社の中心となって現場ができる職長を3名増やす。ここも大きな課題です。
10周年に向けて、さらに利益を最大化させていくために絶対に必要な会社の課題です。
正直、採用はうまくできていて雇うことに困っていません。むしろ、雇って人が増える分、今在籍している職人の能力向上、会社の立場(役職)の向上がとても重要です。
要するに、現在在籍している職人を成長させて会社の中心的な人を増やすのが課題です。
利益を出すのを優先して考えると、教育が疎かになってしまいがちです。教育するのを優先に考えると、利益が疎かになってしまいます。
どちらも比例した関係性ではないため、非常に難しい問題です。
だから、現場単位で分けて考えるようにしています。
例えば、「利益案件」と「成長案件」という風に会社で定義して、それに向けての目標設定をしています。
利益案件は、この現場の利益は○○万。
成長案件は、誰がどこまで成長するか。
という形で定義し、成長案件に関しては最低利益として○○万。と考えて現場を動かしています。
ここに成長意欲のある社員は、しんどいのは承知で+ α の諸工事を追加していく形を作って利益率の底上げを狙っていこうと考えています。
私自身の時間を、フルベットして今期の課題をクリアしていくために本気で挑戦しようと考えています。
いかがでしょうか?
うちの会社の9期目の課題を赤裸々に語りました。まだまだ弱小で課題のたくさんある会社ですが、うちの社員は全員頑張って働いてくれていると思っています。
頑張りを数字やお金に変換させていけるように、あとは私が努力するだけです。
より一層、今より飛躍していくために今期は本気で頑張らないといけないと感じています。
正直、頑張っても…頑張っても利益が出てこないと会社は潰れます。経営していくためにお金は必要不可欠です。
うちの会社組織としての雰囲気は以前と比べ物にならないくらい良い方向に変わってきています。
追い求めるべきは数字です。
しっかり数字を追い求めて、10周年を笑って迎えられるように必死に頑張りたいと思っています。
これからも、温かく見守っていてください。必ず会社を伸ばし、電気工事の会社で最高の会社を作っていきたいと考えていますので、これからもよろしくお願いします。
では、また次回お会いしましょう!
ご安全に!!