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#採用関連

DEAR 新卒入社する君達へ ~人事からの手紙~

前回から始まった3週連続Blog…
今回はこれまでに一番接してきたであろう「人事から新卒達に向けて…」
約半年間…本当に様々な彼らを見てきた人事部。
時に厳しく、時に優しく…
その時には言えなかった想い…入社目前の今だからこそ伝えようと思います。
今わからなくても、5年後10年後分かる時が必ずくる…それでいい!
そう思いこれまで過ごしてきました。
そんな想いを振り返りつつ、記していこうと思います。

新卒メンバーと深く関わり出したのは2022年9月、10月位からですね…その頃から徐々にフォローアップ研修のような感じで新卒メンバーと人事部は特に深く関わってきました。
人事から特に伝えていたこと…それは「人として」という部分です。
職人の世界…プロ達差し置いて職人の仕事を私が教えるなんてできません。ですので職人としての技術を教えるのではなく「人としてどうあるべきか…どんな姿が社会人としての理想なのか…」を伝えて来ました。今後入社してから…先輩方や協力会社の職人さん、はたまた取引先の方々に「くれよんの23卒最高だね!」と言って貰えたら本当に嬉しいわけで…
そして社長から出されたお題「4月1日時点でのあるべき姿」に近づく為に一緒に彼らの課題解決をアシストしてきただけなのです。それが人事としての役目であり、私の出来る事だと今でも思っています。

人間は皆…失敗をする。その失敗がどうか…ではなく、失敗後の行動や対応、発言など…これらがどの仕事をするにしても非常に影響し大切になってくると私は思っています。この先くれよんに一生在籍している…それは確かに最高です。ただ、その中でも他社の方々と関わることもあります。また、もしかしたらくれよんから巣立つ時が来るかもしれません。そんな時「どこに行っても恥じない人間になっていて欲しい」と私は思いこれまで接して来ました。
極論…電気工事の仕事は電気工事業に就かなくては使わない内容も多いですが、この「人として」の部分はどんな職、そんな会社に行っても必ず必要になってくる部分です。それは私自身が実際に経験してきたからこそ間違いないと言えます。夢破れ、何も無くなった私がこれまでの20年近い社会人人生を生きぬいてこれた理由…それがこの部分であり、今でも日々学んでいる事柄です。そしてこの部分に救われ今に至ります。だからこそ大切だと皆さんにこれまでお伝えして来ました。いつかこの大切さが分かる日が来ます。私だけでなく今社会に出ている諸先輩方もきっと同じことを思ってくださると思います。新卒メンバーにその日が来ることを私は願い…これからもお伝えしていきます。

今回私も職人と同じように3つの項目にわけ書いていこうと思います。

  1. 新卒達に期待する事
  2. 新卒達に伝えたい「学生と社会人」の違い
  3. 新卒達へのメッセージ

1.新卒達に期待する事

私から新卒メンバーに期待することは「感謝」「おもいやり」そして「成長」です。
「感謝」
自分が仕事ができるには多くの人の協力があって仕事が出来ています。過去のBlogにも記していますが、職人さんが現場で仕事が出来るまでに多くの方々のサポートがあって出来ています。自分が行ってるから…と傲慢になってしまう。そんな時がこの先の長い人生の中で一度は来るでしょう…そんな時こそこのことを思い出してほしいです。そしてそんな時こそ「感謝」しましょう!
そうなれたら…周りは助けてくれます。会社は皆で協力することで成り立っています。皆さんが凄いな!と感じた社長も従業員である我々と協力し、この会社という組織を作り上げています。こういった部分は学生生活とは少し違う部分かもしれません…!だからこそ日々「感謝」が大切になってきます。これまでの研修でも伝えてきたと思います。どんな些細なことでも「感謝」出来る人間に…是非なってくれることを私は期待しています。

「おもいやり」
ここに関しては先輩職人も何名か前回のBlogで記していましたよね!
この電気工事士という職は「皆で一つの物を作り上げる」仕事になります。つまり、皆で協力する事がとても大事です。だからこそこの「おもいやり」ということを忘れないでいて欲しいな…と思います。困っている人がいたら手を差し伸べる。社会に出るといい事ばかりではなくなんなら辛い時の方が多いです。必死に皆、自分自身と戦っています。
だからこそそっと自分以外の人に「おもいやり」を持ち、接して欲しいのです。そして必ず自分が辛い時にそれは返ってきます!見返りがあるからやるのではなく、本心からこの「おもいやり」を持てる人間に…是非なってくれることを私は期待しています。

「成長」
これに関しては一生付きまとうことだと思います。「成長」を諦めないで欲しいです。人間は無限に可能性を秘めています。その可能性を現実にするのは「成長」を諦めないこと以外ありません。私は今もまだ成長するために必死に日々を送っています。それは業務の事もですが人としての事も、その他の様々な知識や経験も…全てに対して「成長」したいと思っています。新卒のメンバーと私は15歳程、年齢は離れています。15年程ではありますが、長く人生を生きていています。それでも私は今だに自分自身に満足ができません。もっともっと「成長」したいと常に思っています。だからこそ、皆さんもこれから先、今より「成長」できた時でも自分に満足せず、より一段と高みを目指せるよう「成長」することを諦めないで欲しいです。
そういった意味で電気工事士の仕事は奥も深い職ですので、環境としては最高だと思います!そして「成長」を意識し続けたら、必ず最高な姿になれます。
だからこそ本気で「成長」したい!と心から思える人間に…是非なってくれることを私は期待しています。

2.新卒達に伝えたい「学生と社会人」の違い

「学生」=学費というお金を払い「知識」を高める

「社会人」=給料というお金を貰い「知識」を高める

完結に記すと、上記に書いたような違いがあります。
お金という対価を払うからこそ知識は与えられて当たり前だった学生時代から…当たり前じゃなくなる社会人。それをこの2行から気づけるかと思います。だからと言って教えません!ということではありません。教えてもらうことは当たり前では無くなるということです。教えてもらうことだけではないです。やって貰うことも当たり前ではなくなります。学校は学費というお金を支払っているからこそ授業をして貰って当たり前、教科書を用意して貰って当たり前…だったかもしれません。では社会人はどうでしょう?お金を貰うのは…?そうです。自分です。ということは…用意する、準備する…やってもらう、教えてもらう…これは当たり前ではなくなりますよね?むしろお願いしてやって貰う位の感覚でもおかしくないかもしれませんよね…。社会人はこのような環境で日々自分を高めていかなくてはいけません。

また「見て盗む」という言葉が社会には存在します。この言葉は電気工事だけに限ったことではありません。私もこれまで先輩のやっていることを真似て自分の物になるまで何度も失敗を繰り返してきました。また教育に関しても、正解がない分野です。どうやるかなんて毎回違うのです。だからこそ、自分がこれまでの人生で諸先輩方にして貰ってきたこと、勉強になったこと…等を自分なりに考え皆さんに伝えていく…他ないのです。だからこそこの「見て盗む」はどんな職でもあり大切だったりします。
そして社会は「教えてなんてくれない…」これが普通!です。
その理由が初めに書いた部分に繋がります。だからこそ、教えてもらいたい…そんな時に何をしなくてはいけないか…また、どんな人なら教えたいと思われるのか…これを必死に考えて行動しましょう!これに尽きます。先輩方は基本教えてくれます。ただ、誰にでも教えてくれる程、暇もないのが現実です。だからこそ…教えたい!そう思わせましょう!そのための武器はこれまでにお伝えしてきたことです。
「挨拶」「感謝」「元気」「表情」「行動」
こんな部分を意識するだけで教えて貰えるはずです。答えはお伝えしてきたつもりです。あとは自分なりの正解を導くだけです!その為の協力を私はこれからもしていきます!一緒に頑張りましょうね!

3.新卒達へのメッセージ

色々ここまで書かせて頂きましたが、一番伝えたい事としては「この新卒という期間は今後の人生で今しかない」ということです。だからこそまずは楽しんでください。そして必死に考えましょう!
少しだけ、私自身が新卒だった時の事を少しだけ書きます。私自身も新卒は「料理人」という職人でした。19歳で新卒を迎えた私です。やっている物事は違えど少しでも何かの参考になればと思います。

当時、本当に毎日が新鮮だったことを覚えています。初めはオーダーなんて触らせてもらえない…そんな日々でした。お皿の管理、仕込み前の在庫管理、掃除、先輩が仕事をするための準備…そんなことが仕事でした。そして唯一、新卒の私たちが食材に触れることができる時…それが「賄い作り」でした。オーダーで残った食材で賄いを作る…それが私たちの唯一の料理をする機会でした。その後、オーダーのアミューズや前菜の盛り付けをさせて貰えるようになり、後にオーダーの仕込みをさせて貰えるようになる…そんな流れでした。そんな下積み時代を経て実際先輩に「ありがとう!助かった!」と言われた時…本当に嬉しかったですし、また言われたい!そう素直に思えた記憶があります。料理人がやりたくて料理人になったけど実際料理が出来るのは賄い作り…そんな感じが私の新卒時代でしたね。

そして当時、私は1回だけ…シェフに強く叱られました。昔ですので強めのお叱りとは言葉だけでは無い…そんな時代でした。それは「お皿を割ってしまった」ということです。同期からお皿を受け取る時に落として割ってしまったというものでした。確かに1枚何万円もする高級なお皿でした。ただ、そんなことをシェフは叱ったのではないんです。当時の私は何と叱られたと思います?

それは「お前はどうやって料理をお客様に出すつもりなんだ!!」と言われました。

料理人はお皿があるから料理が出せる。そんなお皿を私たちは割ってしまったのです。だからこそシェフは「お前は手のひらに料理を乗せてお客様に提供するつもりなのか?」と強く叱ったのです。料理人にとっての商売道具の一つ…それがお皿です。そのお皿をいくら事故とはいえ…割るということは許されません。こうならないための注意が出来たはず。楽をしようとしなかったら割れなかったはずのお皿…「お前たちには危機感が足りない!料理を食べて頂く喜びが薄いから平気でお皿を割るような行為が出来るんだ!」と…もっとも過ぎるお叱りでした。

そして、こんな20年近く前の事を今でも覚えている私がいます。それ位、私の人生に影響があった出来事でした。もしシェフがこの内容で私たちを叱って下さらなかったら…きっと私は本質を考えられない…本質が見れない人間になっていたかもしれません。本当に今にも生きてる考え方を与えて頂いた…そんな話です。このように新卒時代の経験は今後の自分に本当に影響するかもしれないことだらけです。その時に分からなくても必ず5年後10年後に活きてきたりします。本当に貴重です。だからこそ日々過ごす時間を大切に、楽しんで必死に考えて欲しいと思います。

実際、現場に出るとはいえ…電気工事業務をさせて貰えるのは先になるかもしれません…でもこの新卒の時期に任せて貰う仕事は、電気工事をする上で本当に大事な業務だったりすると私は思います。
例えば…掃除一つとってもそうです。電気工事士になりたくて入社したのに掃除ばかりしている。そんなことを思う時がもしかしたら来るかもしれません。でもその掃除があるから電気工事がそつなく行えている…はたまた、無事故無災害に繋がり、安全第一に仕事が出来ている。そんな本当に大切な事だったりするのです。1年目だからこそ覚えなくてはいけない業務は本当に沢山あります。これはどの業種、どの会社に行っても同じです。やっている物事は違えど…本当に基礎の基礎のような…大切な事を新卒時代には学ぶことがほとんどなのです。電気工事業務をさせてもらえなくとも…焦らず目の前に課せられた業務の本質を考えながらその背景やその意図をくみ取りより一段と良くなることを考え業務に従事して欲しいと思います。

少し難しく書きすぎてしまっていたらすみません。でも本当にこれから大切な事ばかり学んでいくと思います。今やっている目先の業務を考えるだけでなく、その本質、その裏にある意図を想像しながら仕事をしていくとより一段と学びが得られ成長も出来るかもしれません。

私は皆さんにとって1番の応援団です。いつでも相談してください。皆さんの力になる為に私はいます。本当に期待しています。一緒に頑張りましょうね!これからもよろしくお願いいたします。

2023.3.14
人事兼広報 なっつんより

最後までお読みいただきありがとうございました。
これまでの私の人生が少しでも誰かの人生をより良くさせるなら…私は惜しみなく捧げます。そのために私はここにいます。彼らの人生で彼らが笑えることを願っています。4月から入社する新卒メンバー含め私たちくれよん一同を今後ともよろしくお願いいたします。

この会社についての記事です

株式会社くれよん
略歴

MISSION「まだ現場(ここ)にない価値を描く」/VISION「電気工事業界を色めく仕事に」/そのためにまずは「大阪で1番色めく電気工事屋」に/VALUE「くれよんの原理原色」/ロゴのバリュエーションが12色あるのもVALUEが理由/VALUE体現に必要なのは「ひと想いの循環」

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